No.100 代謝とは

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最近やたらと「疲れた」とつぶやいている人はいませんか。

そんな方も、子供も頃は、元気いっぱいで疲れ知らずだったはずです。

しかし、いつのまにか「すぐに疲れる」「肩がこる」「体が冷える」「肌がくすんでいる」など、さまざまな不調に悩まされるようになったのではないのでしょうか。

実は、そのカギを握るのが「代謝」です。

代謝とは、食事で取りこんだ栄養素をさまざまな形に変えて利用し、不要なものは速やかに排泄する体内システムのことをいいます。この代謝がスムーズに行われると、私たちは活動的でいきいきとした体を保つことができるのです。

さて、代謝は体のさまざまな場所で行われています。まず、口から入った食物は、胃腸で消化吸収されて、血液中に入ります。体の中に入った栄養素は、さらに化学反応によりその形を変えて、エネルギーのもとになったり、体をつくったりする材料になります。

そして使いきれなかった栄養素は、中性脂肪などに形を変えてストックされ、エネルギーが不足してきたときには引き出して、いつでも利用できる状態にしています。

また、さまざまな過程でできるアンモニアや乳酸、二酸化炭素などの老廃物や、食物に紛れ込んでいた水銀、鉛、アルミニウムなどの重金属類を、汗や尿などによって排泄して、体内が浄化されます。

このように、私たちの体には、食物から得た栄養素をエネルギーに変え、余すことなく使い切り、最後はゴミまで捨てる、そんな「代謝」というシステムが備えられているのです。

そして、この一連の代謝がうまく働かなくなると、肥満、むくみ、疲れ、冷え、肌荒れ、顔色の悪さなど、さまざまな不調が体に現れます。

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