No.82 運動で腸を活発に!

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運動をすることで食欲が増し、食事もおいしく食べられるようになり、同時に腸の動きが活発になったり、腸を刺激して排便を促したりする効果もあります。

これらは、腸をきれいにし、がんの抑制にもつながります。さらに血行がよくなって新陳代謝が活発になり、免疫力もアップします。

①全身を使う有酸素運動を日常的に取り入れて運動量を増やす

時間がないときでも、駅などでなるべく階段を利用したり、家の中で階段の昇り降りをしたりして、足腰の筋力アップをはかりましょう。

②腹筋を鍛えましょう

排便時には腹筋を使います。腹筋が弱いと十分な腹圧がかけられないため、便が出にくくなり、便秘がちになってしまいます。

腹筋運動をすれば、腸が刺激されて蠕動運動も活発になり、便意も起こりやすくなります。毎日の日課にしてみてはいかがでしょうか。

<無理のない腹筋運動>

・あおむけで寝て、両手を頭の後ろで組み、頭を少し持ち上げ、自分のつま先をのぞいた状態で10数える。(5回セット)

・あおむけに寝た状態で、両足を床から15~30cm浮かせた状態で10数える(5回セット)

(補足)ストレスを溜めない

強いストレスを受けると、脳の下垂体が刺激を受けて、自律神経のバランスが崩れます。

血管の働きも乱れて腸の血管が強く収縮するため、蠕動運動が起こりにくくなり、結果として便秘につながります。

また、ストレスによって脳から神経伝達物質が放出されると、免疫にかかわる細胞のバランスが乱れて免疫力が低下してしまいます。

ストレスによる便秘や免疫力の低下、またストレスによる暴飲暴食や喫煙といった行動が大腸がんの引き金になりえます。

大腸がんを防ぐためにも、自律神経のバランスを整えましょう。

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